【撮り下ろし＆独占インタビュー】CODE-V、２人の体制最後のシングル「Dancin’ Circle」をリリース①　「ふたりの旅で宝石を見つけた！」

CODE-Vが２人の体制でリリースする最後のシングル「Dancin’ Circle」を11月25日にリリースした。今回のインタビューは、ウシク、テフンが振り返る「ベスト・パフォーマンス」や「自分の声」についてなど、彼らの内側に一歩近づくディープな内容。この記事のタイトル「ふたりの旅で宝石を見つけた！」も彼らが決めた。

â—†11月25日発売の新曲「Dancin’ Circle」は、ダンス映像をかなり先行して公開しましたよね。通常ミュージックビデオを公開して、音源をリリースしてから最後にダンス映像を出すパターンが多いと思いますが。

ウシク：作戦でした（笑）。ミュージックビデオ（以下MV）を公開する前に、イメージを見せたくて。メイクもしてない練習中の映像で、自分たちの立ち位置とかを確認するために撮影していたんですけど、「アップしちゃおうか！」って話になったんです。僕たちが練習している映像を見て楽しんでもらって、その後でMVが出たら、変化を楽しんでもらいたいと思って、先にアップしました。

◆今回のハードな振り付けについて詳しく教えてください。

テフン：はい。AZUR-D-BOYZ（アズール・ディー・ボーイズ）さんが振り付けしてくれました。HIPHOPを中心に活動しているダンサーさんで、いろんなアーティストの振り付けもされてる方たちです。

◆「クランプ」の動きを取り入れたダンスは、主にどのへんですか？

ウシク：♪Music can’t stop tonight～（歌いながら）のところとか。

テフン：全体的にいろんなところに入ってるんですよ。

◆最初に今回の振り付けをもらった時、うわぁ!難しい！って思いました？（笑）

２人：思いましたー！

ウシク：今までやったことのないダンスで、筋肉の使い方も全然違うんです。MVを撮影する前って、あんまり時間がないじゃないですか。１週間ぐらいだったかな。１週間でこのダンスを完成させなくちゃいけないので、ホントにふたりで練習しました。夜、家の屋上で踊りました。

◆いつもとは違う筋肉痛になったり？

テフン：はい、ホントにヤバかったですよ（笑）。

ウシク：（立ち上がって説明を始める）ダンスの時、姿勢をずっと低くして膝を曲げて、身体が上がったり下がったりのダンスが多いから、下半身が鍛えられました。

テフン：それに上半身も、思ったよりも速くキレッキレに動かさなくちゃいけなくて、腕とか肩とか筋肉痛になって、頭まで痛くなりました。ホント大変だったんですよォ（笑）。

◆もし１年前にこの振り付けをもらったら、踊れましたか？

ウシク：踊れないですね。

テフン：たぶん１年前は、僕たちに振り付けを作ってくれる人も、こんなに難しいダンスを作ってくれなかったと思います。

ウシク：もしやったとしても、今の完成度にはならなかったと思います。表情まで余裕がなかっただろうし、去年はまだふたりともCODE-Vに入ったばかっかりで、全然踊れなかったと思いますね。

◆この１年で、ふたりのダンスは成長しましたね～！

テフン：はい！

ウシク：自分で言うのはなんですが…成長しました！（笑）

◆今回のジャケット写真もMVも、ものすごいことになってるんですが！やり過ぎじゃないですか！？（笑）

2人：あはははっ！確かに！

ウシク：今回は「ネイティブ・アメリカン」をコンセプトにして、戦闘的な強いバトルをイメージしています。僕たちが今回のシングルに込めたメッセージは、「ナンバーワンになりたい！」という気持ちを込めていて、ネイティブ・アメリカンが戦う前に気持ちを高めるために施すメイクをイメージしてみました。

◆トライブの感覚ですね！

ウシク：はい、そうです。本能的なものを表現したかったんです。僕はふたりで出したCDの中で一番のお気に入りのジャケットです。

テフン：歌詞の、♪抑えきれない本能 解き放て～のところが僕は好きなんですけど、ここには「一番になりたい！」という思いが込められています。今まで言えなかったけど、今なら言えるんじゃないかなって。

ウシク：僕は♪願い続けてるだけじゃ～のRAP部分が好きです。この歌詞は歌いながら自分に言ってる感じがします。

◆「One Way Love」についても教えてください。

テフン：ミドルテンポのバラード曲です。初めてバラードの中のRAP的なものにも挑戦しました。歌詞は、伝えたい気持ちを伝えることができなかった、という感じなんですが、僕は今まで恋愛の経験があまりないので、もし、もしですよ（笑）、もし韓国に僕が大事に思う人がいたら、こういう気持ちだろうなって思いながら歌いました。でも僕は今日本にいるから、告白も出来ないんですけど。

◆Lineやカカオトークで告白してもいいですよ（笑）。

テフン：いやいやいや！しませんよ！！それに「もし」の話ですからッ！！（笑）（＊ここで突然スマホでLineを見る小芝居！）

ウシク：この曲の雰囲気は、冬っぽい季節感があります。RAPの部分をレコーディングするとき、感情を入れながら早口で言うのが難しかったですね。でもテフンが早口言葉が得意だから、教えてもらって一緒に練習しました（笑）。あ、僕は恋愛経験があるので、自分の経験を生かして歌いました（笑）。

テフン：へぇ～（笑）。

ウシク：ホントにこの歌詞と同じような経験があって、その時を思い出しながら歌いました。

テフン：もう１曲、「Anytime」もミドルテンポの曲ですが、ダンスもカッコいいんです。

ウシク：90年代に流行ったリズムと楽器を使っています。ちょっとレトロな感覚がします。

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（text:Kiyori Matsumoto / photo:Mao Ishikawa）

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