ニュース
2013年10月01日 23:18

【ライブレポ】T-ARA、武道館で3度目のワンマンライブ!

T-ARAの2度目のジャパンツアー「T-ARA JAPAN TOUR 2013〜TREASURE BOX〜」が、9月26、27日の日本武道館でファイナルを迎えた。9月27日最終日のライブをレポートする。

ジャパンツアー「T-ARA JAPAN TOUR 2013〜TREASURE BOX〜」は、9月4日に福岡からスタートし、約1カ月をかけて、神戸、札幌、名古屋と回り、9月27日の日本武道館でファイナルを迎えた。今回はT-ARAにとって2度目のジャパンツアーであるが、7月に「T-ARA 2nd Album プレミアム先行ライブ」で武道館2daysを行っており、通算3度目の日本武道館ライブとなる。しかも前回から2カ月しか経っていない偉業なのだ。

精力的にツアーを行い、ファンとより近い距離で一緒にライブを楽しもうとしているT-ARAの活動姿勢は、ライブの構成にも見ることができる。ライブを構成するほとんどの曲が日本語で歌われ、MCも当たり前のように日本語で展開していくため、ファンは彼女達への親近感を感じ、会場の一体感で幸せを感じる。ツアーファイナルの日本武道館は、開演前から9000人の熱気に包まれていた。

ピンクのチュチュのようなふわふわした衣装で登場した6人。ボラムはおだんごヘアー、ソヨンはツインテール、ジヨンはロングエアーと、この日のスタイルもキュート全開。「みなさんに会いたかったー!」とメンバー全員が観客に呼び掛けると、メンバーの日本語をリードするソヨンの「T-ARAジャパンツアー、いよいよ最後の武道館です!皆さん、楽しむ準備はできましたか?」の掛け声で序盤の勢いに拍車がかかった。

T-ARAのライブは単独ライブならではのソロやユニットでのパフォーマンスが充実している。メンバーの組み合わせのバリエーションも音楽も多彩で、サプライズ的な楽しい時間が満載。ソヨンはソロでしっとりと歌を聴かせ、曲の間奏部分で「みなさん、愛してるよ」と気持ちを込めて言うと、ファンからは「うぉー!」と地鳴りのような歓声が返った。

ボラム&キュリのユニットは「シャボン玉のゆくえ」でPOP&カラフルに弾け、ウンジョン&ヒョミン&ジヨンのユニットはクールにきめる。ヒョミンのソロは白いボディフィットの衣装がシャープで、ダンスとラップをセクシーに挑発する。ジヨンは真っ白のロングドレスで美しく切ないシーンを演出。ウンジョンのソロは彼女の笑顔で会場をぱっと明るくする威力を発揮した。

コーナー転換の映像もファンを楽します工夫を凝らしている。ジュークボックスで選曲してミュージックビデオ(MV)を観ている雰囲気やメンバーのキャラクターアニメ、極めつけはメンバーの宿舎でのおやすみ直前のプライベート映像(そのほとんどの映像に犬が一緒に映っている!)など、ファンはステージにメンバーがいない時間も映像に釘づけ状態。ヒット曲ではお馴染みパフォーマンスで盛り上げ、まさに宝石箱をひっくり返したようなバラエティ豊かな魅力を炸裂させるT-ARA。コンサートの終盤でソヨンが観客に語り掛けた。

「私達がデビューして2年くらい経ちますが、いつもみなさんからたくさんのお手紙をもらいました。その応援のおかげでここまで来れたと思います」

そして、ファンへの感謝の気持ちを手紙に書いてきたとして、T-ARAのメンバーを代表してボラムが手紙を朗読する。少し緊張気味のボラムが「大好きなファンのみなさんへ」と手紙を読み始めると、それまでの歓声がピタッと止み、耳をすますように会場は静まりかえった。デビューから今までの感謝を伝える手紙の最後は、「何があっても、ファンのみなさんは私たちの家族です。見守ってください。今までほんとにありがとうございます。これからもよろしくお願いします」と締めくくられ、会場中が感動で包まれていた。

ソヨンが「私達、みんな同じ気持ちですよ!」と明るく叫ぶと、再び大きな歓声が沸き起こる。そのままの勢いで、「Bo Peep Be Peep」「Roly-Poly」などヒット曲をたたみかけ、アンコールを含め全24曲を熱唱して、5都市9公演のジャパンツアーの幕を閉じた。

T-ARAは10月10日にミニアルバム『NO.9』を韓国でリリースし、11月にはヒョミン主演の邦画作品「ジンクス!!!」が劇場公開される。年内までいろんなシーンで活躍するだろう。

■ T-ARA、武道館で3度目のワンマンライブ!【写真9枚】

(文:Kiyori Matsumoto)

© 2024 KpopStarz. All rights reserved. Do not reproduce without permission.

Tags
T-ARA