【レポート】ジュノ（2PM）初主演映画『二十歳』記者会見、「僕にとって2PMのメンバーが家族であり一番親しい親友のような存在。僕本来のありのままの姿でいられる」

2015年09月24日 20:09

韓国で300万人を動員した青春映画『二十歳』。ジュノ（2PM）、キム・ウビン、カン・ハヌルの豪華共演でも話題だ。漫画家志望の浪人生ドンウを演じたジュノ(2PM)、女たらしのフリーター・チホを演じたキム・ウビン、平凡な大学生ギョンジェを演じたカン・ハヌルの3人は実際でも同い年で、息の合った演技から、「無限の可能性を秘めながら、多くの困難に立ち向かう二十歳」の青春グラフィティをフレッシュに表現した。

9月23日、東京・国際フォーラムにて、ジュノ(2PM)が俳優としてジャパンプレミアム上映会舞台挨拶を行い、その後マスコミに向け記者会見を行った。

◆プレミアム上映会と舞台挨拶に俳優として出演した感想。

ジュノ：これまで2PMのジュノとして、ソロで2年前「キミの声」のツアーファイナル公演で東京国際フォーラムのステージに立たせて頂きました。また昨年は『FEEL』のソロツアーの東京公演初日もこの会場で行いましたが、今回は俳優としてひとりでステージに立ち、ドキドキ緊張しましたが、ワクワク感もあって楽しかったです。

◆漫画家志望のドンウ役について。

ジュノ：ドンウは夢がありますが、現実にぶつかり、その夢を諦めなければいけない役です。誰にでも夢もありますし、現実との狭間で葛藤して悩むということは誰にでも起こりうることだと思います。そのような意味で、ドンウの悩みに僕も共感できましたし、周囲のいろんな人の話しも聞きました。役作りをするに上で、ニュースを見たり、また周囲の人たちの中で大学進学のために学費を稼ぐアルバイトをしている人もいました。大学に行くためには韓国では登録金という大きなお金が必要で、そういった社会的な話に耳を傾け、同時に自分の練習生の時の感情を思い出しながら役作りをしていきました。

◆映画『二十歳』の魅力。

ジュノ：『二十歳』というタイトルにもありますが、二十歳の3人の友情の物語でもあります。社会に出たばかりの初々しい二十歳の青春ドラマです。学校という守られた場所から外の世界に出ることによって、社会の中でいろいろチャレンジしながら、現実に突き当たるところがとても魅力的だと思いました。

◆共演のキム･ウビンさん、カン・ハヌルさんとの撮影エピソード。

ジュノ：僕たち3人は本当に同い年だったので、ぎこちなさが全くありませんでした。映画の中では最後のハイライトシーンの中華料理屋店でのシーンで、3人の息がとてもよく合っていて、お互いの動きにもシナジー効果が出たと思います。とてもおもしろく撮られていて、実際の撮影現場も楽しかったです。3人がこれから社会に出ようという時、最後の大暴れをする場面で、とてもウィットがある描かれ方をしています。観ている人も楽しめるし、同時に3人の必死にもがいている姿が切なくも感じられるシーンになっています。注目してください。

◆ジュノさんにとって親友の存在とは。

ジュノ：自分を守ってくれる「囲い」のような存在ではないかと思います。もっとも信じることができて、頼る事ができるような存在です。僕にとって2PMのメンバーがまさに家族のようであり、一番親しい親友のような存在なんです。彼らと一緒にいる自分が、もっとも自然体の自分、僕本来のありのままの姿だと感じるんです。親友というのは、自分を正直に出せる、ありのままの姿でいられる存在だと思います。

◆ジュノさん自身が二十歳を迎え、大人の仲間入りした時のこと。

ジュノ：実は僕、大人になったと思ったことが一度もないんです。まだ子供だと思っています（笑）。学ぶべきことがまだたくさんありますし、やるべきこともたくさんあります。まだまだやり遂げたい夢もたくさんあるので、それをひとつずつ叶えることによって成長していけると思います。夢を叶えることによって、僕も大人になれるのではないかと思います。

◆ドンウ、チホ、ギョンジェの中で自分に一番似ているキャラクターは？

ジュノ：誰か1人を選ぶのは難しいです。3人のキャラクターがそれぞれ僕の中に全部あると思います。僕もドンウのように夢と現実の狭間で葛藤した時期もありましたし、ギョンジェのように経験不足でいろんなことに不慣れで未熟だった時期もありました。またチホのように世の中に自由を夢見て、夢を捜し求めていた姿も僕の中にありましたので、3人の誰か1人と似ているというのは難しいと思います。

◆劇中ドンウは年下のソヒから積極的なアプローチを受けます。ジュノさんご自身は年下からのアプローチは？

ジュノ：何とお答えてしていいのか、とても難しいですね（笑）。（しばらく悩んで）どんな状況であれ、OKです（笑）。

◆どんなアプローチを受けたいか。

ジュノ：（笑）。あ～本当に難しいです。実際にあんな風に突然後ろからバックハグをされたら驚くけど、嬉しいと思います(笑)。

◆女性からされてドキッとする瞬間。

ジュノ：(しばし悩みながら)状況によって違うと思いますが、ただ目が合う状況でもドキッとすると思います。じーっと見つめるという状況ではなくて、なんとなく目が合っているような、合っていないような、すれ違いざまにふと目が合ってしまうような、そんな視線にドキッとします。話しかけたくなります。

◆ファンへのメッセージ。

ジュノ：映画『二十歳』がついに日本で公開されることになりました。3人の友達同士のドタバタがある中で、成長ストーリーが描かれている作品です。夢を追い求め、愛について真剣に悩む二十歳の初々しい時期が描かれています。二十歳の姿がとてもウィットがあり、きわどいセリフも出てきますが、笑って楽しく観ていただけるような映画になっていますので、みなさんたくさん愛してください。ありがとうございました。

（Photo&Text:Kiyori Matsumoto ）

映画『二十歳』
2015年／韓国／116分／監督・脚本:イ・ビョンホン「サニー永遠の仲間たち」「過速スキャンダル」「タチャ-神の手-」／キャスト：ジュノ(2PM)「監視者たち」、キム･ウビン「相続者たち」「チング　永遠の絆」、カン・ハヌル「来生～ミセン～(原題)」、ほか／配給：NBCユニバーサル・エンターテインメント
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●11月28日(土)より、シネマート新宿　シネマート心斎橋ほか全国ロードショー