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2013年12月02日 23:24

【ライブレポ】M.I.B、ツアー大好評で追加公演開催 新曲も日本初披露

今ジワジワと確実に注目度がアップしているヒップホップグループM.I.B。日本ではまだメジャーデビューしていないが、今年6月に原宿で行われた初単独ライブのチケットは数分で完売。9月には大阪、名古屋、東京の3カ所計4公演のツアーが大好評で、今回のライブ「M.I.B 1st JAPAN TOUR KEEP GOING -SPECIAL EDITION-」はその追加公演として行われた。

改めて紹介すると、メンバーはリーダーの5zic(オジク)、Young Cream(ヤングクリーム)、SIMS(シムス)、KangNam(カンナム)の4人で、グループ名の「M.I.B」は「Most Incredible Busters」(目で見ても信じ難い音楽を聴かせる)の頭文字。カンナムは日韓のハーフ(本名:滑川 康男)で、日本語でファンとメンバーのコミュニケーションを先導する。完璧なダンスで魅了するK-POPとは異なり、フリースタイルなヒップホプのストリート感覚でファンを惹きつける実力派M.I.Bは、パフォーマンスはエッジィでありながら、MCになると隙だらけのシャイな男子、というギャップが激しく、どうにもこうにも目が離せなくなる。

「M.I.Bがナガシンダ」(M.I.Bがおでましだ)でライブはスタート!会場は「ナガシンダ」コールで盛り上がり、ステージと観客のコール&レスポンスが1曲目から場内を熱くする。「Who’s Next」「皆ありきたり」と3曲続けてヒートアップした後に最初のMC。「みんな、お元気でしたかー?」「僕は日本の文化が大好き!」「今日も最後まで一緒に遊んでいきましょう!」「みんな、盛り上がる準備はできてる?」と、覚えてきた日本語でそれぞれファンに挨拶する中、オジクが「みんなに会えて、本当にうるさいです」と、本当は「嬉しいです!」と言おうとして日本語を間違えてしまい、本人は焦っていたものの会場は大爆笑。カンナムが「ほんとメンバーの日本語、ごめんね。全部僕の責任です。次はもっと長く話させるからね!僕が約束する」とライブ中に繰り返していた。平日の昼間にヒップホップのライブを開催し、ファンがたくさん集まってくれたことにメンバーは感激していた。続く5曲目、カンナムが「日本でこの曲を歌いたかったです」と言って歌い始めた「The Falling Flower」にファンが歓声を上げ、聴き入った。

ソロコーナーでは、ヤングクリームは「皆さん、僕のこと好き?」と日本語で聞いてから始まる「Do U Like Me」、カンナムはギターの弾き語りで「Say My Name」を熱唱、シムスは「Hands Up」、オジクは「Beautiful Day」でファンと一緒に会場を熱くした。

後半は「Celebrate」で場内ジャンプ、ジャンプ!M.I.Bの中毒性のあるリフレインにそれぞれ個性的なオリジナルスタイルのラップが重なり、メインボーカル・カンナムの歌声がミクスチャーされると、力強くて繊細なM.I.Bだけの厚みのあるサウンドが完成する。切ないメロディも尖ったラップもM.I.Bの世界に凝縮される。

映像のインターバルを置き、黒いスーツに全員着替えて登場したら、韓国での最新ヒット曲「Men In Black(Dash)」。その勢いのままラストを「G.D.M」で、場内が1つになって「ガールズ!ドリームス!マネー!」と叫び、本編が終了した。

この日のアンコールで、メンバーはファンにサプライズを用意していた。韓国で11月27日に発売した新曲「너 부터 잘해」を、「ツアーの最後に新曲をやります!」と日本で初披露したのだ。オジク作詞の新曲は、オジクのラップから始まり、女性のソウルフルなコーラスも入る美しい楽曲だ。歌い終わると、4人は手をつなぎ、高く上げ、深々と挨拶してステージを去った。会場に残された観客は、たった今初披露された新曲の余韻にしばらく浸っていた。

(文:Kiyori Matsumoto)

â–  M.I.B Japan OFFICIAL FANCLUB https://www.m-i-b.jp/

「M.I.Bの孤軍奮闘記&Mnetライブ」2013年12月24日(火)午後6:00~7:00ほか
「JJANG!」毎週(土)深夜0:30~1:00ほか
「K-POP ZONE」毎週(金)午後10:00~11:00
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