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デビュー10周年を迎えた東方神起とJYJ、ファンと歩んだ10年の軌跡を振り返る

2013年12月31日 20:22

東方神起ユンホチャンミンは26日、SMTOWN WEEKのステージ上でファンと共に10周年を迎えた。またJYJキム・ジェジュンパク・ユチョンキム・ジュンスも同じくデビュー10周年を迎えた。

今回はこの2つの男性グループがファンと共に歩んだ10年の軌跡を振り返ってみたい。

まず、「東方で5つ神が起きる」という意味を持った東方神起。多少、途方もない感じさえするこの独特な名前のグループは、アイドルの典範を見せてくれ現在の(韓国)国内歌謡界の地形形成に大きな影響を及ぼした。東方神起以後、数えきれないほどたくさんのアイドルグループが溢れ出たが、いまだに「第2の東方神起」だと自信を持って名付けるに値するグループはいない。大衆文化史的な意味を持っているこのアイドルグループは、過去とは違い、現在はユンホ、チャンミンの東方神起と、キム・ジェジュン、パク・ユチョン、キム・ジュンスからなるJYJに分かれて、今一度、新しい記録を記していっている。

■アイドルに音楽性を加える

東方神起以前はアイドルとは、ただ「踊って歌うフリをする芸能人」水準にとどまっていた。しかし、東方神起はデビュー当時、「アカペラグループ」を標榜した。メンバーたちの歌唱力が優れていることを強調するためだ。

実際、メンバーたちのダンスと歌の実力は、それ以前のアイドルグループとは違う次元だった。彼らは国内で、賞という賞を根こそぎさらい、アルバム販売、ファンクラブ会員数などでも他の歌手たちを圧倒した。国内音楽産業が音源市場に再編された後にも、彼らが2008年に出した4番目のアルバム「呪文~MIROTIC」は、当時、販売枚数50万枚を越えた。アルバムが50万枚以上売れたのは、2003年以後、この時が初めてだった。

MBCラジオのナム・テジョンプロデューサーは「ダンスと歌を同時にライブで消化し、優れたパフォーマンスを見せて実力を認められたというアイドル歌手は、東方神起が初めて」であり「現在のK-POPの礎石を築いたアイドルグループ」であると評価した。

■グローバルK-POPの出発点

2005年に日本市場に進出をした東方神起は、日本の地方放送局を訪ね、CDを配って路傍公演を始めた。この無謀にみえる彼らの努力は、2008年から輝き出した。シングル『Purple Line』がオリコン週間チャート1位を輝いた。東方神起はこの年の日本オリコン週間チャートで一番多く1位曲をノミネートさせた。翌年には韓国のグループとして初めて、東京ドームで単独公演も成功させた。

韓国芸術総合学校のイ・ドンヨン教授は、「現在のアイドルが導くKポップ「超国籍化」の決定的なきっかけとなったという点で、東方神起は象徴的な意味がある」と分析した。

東方神起の成功のおかげで、多くのアイドルグループが、はるかに容易に日本活動を引き継いでいくことができた。

■芸能界契約慣行にブレーキ

絶頂の人気を謳歌していた2009年7月31日。東方神起が2つに分かれるというニュースが飛び込んできた。キム・ジェジュン、パク・ユチョン、キム・ジュンスが専属契約効力を停止させてほしいと、所属事務所だったS.M.ENTERTAINMENT(以下SM)を相手に専属契約効力停止仮処分申請訴訟を提起した。

そして彼らは2010年10月にJYJとして新しく出発した。それまで企画社と所属芸能人の間で暗黙裏に通用してきた不公平な契約関係は、彼らを通じて水面上に浮び上がることとなり「奴隷契約」は社会的な物議をかもし出した。

東方神起の事態は、芸能人の権益を強化する方向へと公正委の標準専属契約書の改訂を導き出した。大衆音楽評論家チェ・ミヌ氏は「企画社中心の契約システムの問題点を大衆的意識にまで浮上させ、課題を投げかけてくれた契機」だったと語った。

■東方神起とJYJ

ユンホとチャンミンからなる東方神起は、大きな揺らぎがないようにみえる。彼らは日本で韓国歌手としては初めて5大ドームツアーを行い85万人の観客を動員し、7万席を超す日本最大の公演会場(日産スタジアム)も軽く埋める底力を見せてくれている。来年初めに10周年記念アルバムをリリースする彼らは、音楽はもちろん、演技・バラエティなど活動の幅を広げている。

反面、JYJの状況は少し違う。SMとの紛争以後彼らは地上派放送の音楽番組に出演することができなかった。巨大企画社と放送社の間の力関係による状況うかがい、というのが大っぴらな秘密である。去る7月、公正取引委員会が、SMと韓国大衆文化芸術産業総連合にJYJの正当な活動を妨害するなという是正命令を下したが状況は変わらなかった。そんな彼らの選んだ突破口は、アルバムリリース及び国内外の公演を通じたファンとの直接疎通である。

SMとの決別後日本内の組織力を失ったにもかかわらず、今年の東京ドーム公演で15万人の観客を集めた。またキム・ジェジュンは、アジア5ヵ都市で行った単独公演だけで11万人を超える観客を集めた。キム・ジュンスはミュージカル界で活躍し、パク・ユチョンは俳優としての地位を固めた状態だ。

放送界のある関係者は「韓国、日本共に企画社依存度が高くJYJの放送活動が意のままにならない」と語った。彼は「放送社の立場では巨大企画社との関係において、複雑な損益計算を行わらず得ない」としながら「地上派放送の音楽番組出演にはもう少し時間が必要のようだ」と付け加えた。

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