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【コラム】東方神起デビュー10年を迎えた思い〜最も記憶に残る一瞬、今、これから〜

2014年01月28日 17:00

東方神起は、2013年12月26日にデビュー10周年を迎えた。そして、6日に7集正規アルバム『Tense』がリリースされ、約1年半ぶりに韓国音楽業界に、ジャジーな新曲『Something』で華やかにカムバックした。

『Something』は、東方神起の定番サウンドから離れ、軽さのあるスイングジャズという新しいサウンドと共に、ユンホとチャンミンが、以前にはなかった遊び心ある人物として、登場した点が注目されている。

朝から晩まで、音楽番組の撮影、雑誌やテレビのショートインタビューなどカムバックした東方神起の2人には、1秒たりとも休む時間はないようだ。ある日の早朝、ユンホとチャンミンのスケジュールは、6時半からびっしり詰まっていた。リハーサルの確認に始まり、リハーサルの前準備に1時間、発声練習、関係者への挨拶、後輩歌手達との記念撮影、舞台裏の撮影、ソーシャルメディアのクリップ撮影、ファンクラブ用の撮影、雑誌のショートインタビュー、と過密なスケジュールが続く中、ユンホとチャンミンは、泣き言も文句の1つも言わず、輝くばかりのエネルギーを放出させていた。

■ 地に足が着いているスーパースター東方神起

大概の人々が持つスーパースターの固定観念といえば、傲慢、ワガママ、気難しい、ハイメンテナンスなど、ポジティブなイメージとはかけ離れている。だが、東方神起に限っては、どうもこの固定観念が、全くといっていいほどリンクしないようだ。東方神起は、地に足が着いている、と2人をインタビューした記者達は、口を揃えて同じことをいう。勤勉、謙虚、おっとりとした性格だが、自信と余裕が感じられ、その余裕のある風貌は、まるでベテラン中のベテラン歌手の風格さえ持ち備えている。しかし、休憩時間に見せるユンホとチャンミンは、ふざけながらゲームをする、普通の20代の青年達なのだ。

■ 感謝の気持ちを伝えたい

韓国の音楽番組は、番組制作上として、ファンの応援、声援がとても大切である。東方神起の公式ファンクラブであるカシオペア(通称カッシー)、カッシーたちは、早朝から番組の撮影が始まるまで、スタジオの外で何時間も辛抱強く待っている。ユンホとチャンミンは、たった1曲のパフォーマンスを見る為に、何時間も寒い中、外で待たなければいけないカッシーたちに、感謝の気持ちと同時に、申し訳ない気持ちになるという。だから、撮影が始まる前に、必ずファンに感謝の気持ちを、言葉にして伝えたいと語った。

■ 新しいジャンルへの挑戦

東方神起は変わった。というよりまた進化した。『Something』は今までと明らかに違うサウンドである。東方神起の十八番である電子音的サウンドを離れ、ビックバンドが奏でるサウンドは軽く、自然にハミングしながら体が動いてしまう。スイングジャズのリズムに合わせて、ユンホとチャンミンが、遊び心のあるロープを使った高度な振り付けを見せつける。『Something』で東方神起は、成長と可能性を見せつけ、東方神起にマンネリという言葉は、存在しないということを証明した。

■ これからの東方神起

東方神起の過去10年間の活動は、商業面、芸術面の両サイドから見て、K-POPの世界で成功した事例だ。全ての記録を塗り替え、東方神起は頂点に立った。しかし、ユンホとチャンミンは、自分達のキャリアが、頂点に達したとは思っていないどころか、新たな目標を設定していると語った。2013年は多くのスケールの大きな公演をしてきた経験から、今後は新しいジャンル、コンセプトを実験しながら、自分達の音の限界に挑戦し、最終的には音楽を愛するすべてのファン達から、愛されるアーティストを、目指したいとユンホは語った。一方、チャンミンは自分のやりたい現在行なっているキャリアを、長く続けられるようにしたい。また、韓国の音楽業界はアイドルに対して、長期のキャリアスパンを考えていないと指摘し、その点に関して、人々が持つそのような先入観に打ち勝ち、また、その為には、新しい材料をアウトプットさせながら、ファンと思い出を共有し、愛され続けるアーティストを目指したいと述べた。

■ 10年間で1番好きな一瞬

ユンホとチャンミン共に、過去10年間で1番好きな一瞬は、昨年12月26日に行なわれた10周年記念公演だったという同じ答えが返ってきた。「ファン達と素晴らしい時間を共有することが出来た。寒い日だったのに関わらず、心はとても暖かい気持ちになった」とチャンミンは語った。一方、ユンホは「デビュー曲の(Hug)を歌った時、高校生の制服を着たのが、少し恥ずかしかったが、ファン達から常に無条件の愛を受けていること、こんな僕達も大人になり、成長したことを思い出すことが出来た」と述べた。

東方神起はK-POPシーンにおいて、過去最高のCD売上げ、卓越したチャート、途絶えることのない人気、そして実力、間違いなくスーパースターであることを確認することが出来た。ただ、東方神起のユンホとチャンミンは、当たり前の成功では、決して満足せず、これからもまだまだ、新しい東方神起をクリエイトしながら進んで行くようだ。東方神起の辞書にスローダウンという言葉は、どうやら皆無のようだ。今後の東方神起の活躍に大いに期待すると共に、まだまだ、一瞬たりとも、目を離すことが出来ないスーパースター東方神起なのだ。

(Text: Momoca Sakuraba)

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