ホーム > ニュース > ヘッドライン > 発表・告知

チャン・ドンゴン主演『泣く男』イ・ジョンボム監督来日会見!

2014年08月28日 20:32

韓国全土に<アジョシ・シンドローム>を巻き起こし、日本でも熱狂的ファンが多い映画『アジョシ』で韓国アクション映画の新境地を切り開いたイ・ジョンボム監督が、待望の最新作『泣く男』(10/18公開)のプロモーションのため3年ぶりに来日し、8月27日(水)、韓国文化院にて来日会見を実施いたしました!

■本作はアクションとドラマが見事に融合した作品となっていますが、『アジョシ』の次に本作を撮ろうと思ったきっかけを教えてください。

イ・ジョンボム監督:この作品はもともと、15年くらい前になりますが、自分が映画学校の学生だった頃に考えていたアイディアです。その時期、“罪の意識”というものに関心をもっていて、小説を読んだり、実践主義の勉強をしていました。そこで、殺せない殺し屋を主人公にすれば、その心の中の激しい感情を表現できるのではないか、と思ったんです。 実際、学生時代にそのテーマで短編映画を撮影しました。
また『アジョシ』を撮ったあとに、自分の作品を振り返ると、これはたまたまなのですが、『熱血男児』、『アジョシ』と、すべて男性が泣いて終わる映画だったことに気づき、そういう映画は、この映画で最後、と思って取り掛かりました。
さらに今回、内面が成長していく男の物語を描きたかった。映画は楽しく観られることも大切ですが、ただ単に観てすぐに忘れてしまうアクションだけの映画でなく、観客が様々な色を感じられる、そして良い思いをもって映画館を出られる作品にしたいと思いました。

■チャン・ドンゴン演ずる、主人公ゴンのキャラクターに込めた思いや、ゴン役にチャン・ドンゴンさんを選んだ理由は?

イ・ジョンボム監督:チャン・ドンゴンさんは素晴らしいルックスと繊細な感情表現をもつ俳優です。そしてドンゴンさんも年を重ね、現在40歳すぎですが、本作にはそういう年齢の俳優が必要で、実生活で家庭を持ち、さらに子供を持つ一人の親であることも重要でした。そういう人物であれば、誤って子供を殺してしまい、またその母親をなかなか殺すことができないとゴンというキャラクターを理解することができるのではと思ったからです。加えて、自らも母親に捨てられたという過去を持っている…。殺し屋でありながら、なかなか相手を殺せない、チャン・ドンゴンさんは、そんな複雑な心理構造を持つ役を見事に演じ切ってくれました。

■チャン・ドンゴンさんは、本作を打診されたときにどんな反応でしたか?

イ・ジョンボム監督:シナリオを読んでもらう前に、一緒にお酒を飲む機会があり、本作の話をしたのですが、そこですぐにOKしてくれました。体力的にもキツイ映画ですよ、と警告もしたのですが、本人はそれでもやりたいと快諾してくれました。実は、ドンゴンさんと私は同じ時期に同じ学校に通っていたという縁もあります。彼はそのとき、すでに大スターでしたが(笑)、でも飾り気ない感じで後輩とバスケを楽しんでいるところをみたことがあって、その時の笑顔が良くて、いつか機会があったら一緒に映画を撮りたい、と思っていました。

■銃撃戦のリアルさも本作の見どころのひとつですが、そこにこだわったわけは?

イ・ジョンボム監督:基本的にリアリティのあるドラマが好きなんです。だからハリウッドで描かれるファンタジーにつつまれた殺し屋ではなく、リアルさを求め、ドンゴンさんにはまず銃に慣れてもらおうと射撃を習ってもらいました。そして役作りのために、銃による犠牲者の映像を見てもらったりもしました。
また一番気を使ったのは、アパートでの銃撃戦のシーンです。韓国でも銃を使うということは違法ですので、撮影は難しい面もあり、実は撮影に使ったアパートにスタッフが1か月くらい実際に住み込んで住民の了解をとりました。

■本作は男からみてもカッコイイ男を描いていて、非常に面白い。
今後も男性にこだわり、映画を撮り続けていくのでしょうか?

イ・ジョンボム監督:前作のウォンビンさんも、本作のチャン・ドンゴンさんも本当にイケメンですよね。私はそんな素晴らしい俳優さんたちと仕事ができる幸運を得たわけで、その幸せを最大限生かそうと思っています。それと実は個人的に女優さんが苦手なんです(笑)。性格的に女優さんとどう話してよいか、どうやって演出してよいかわからない時があって(笑)。でも女性が主人公の作品も、機会があったらトライしてみたいです。
また、主人公が涙を流して、後悔し、懺悔して、あるいは誰かを赦す、というエンディングの映画は個人的にはこの作品で一区切りかなと思っています。映画監督といえども、完成された人間ではなく、色々な作品を撮りながら成長していくものなので、このあとは違うジャンルにも挑戦し、今度はぜひ笑顔で終われるような映画を撮ってみたいです。

<ストーリー>
幼い頃にアメリカの砂漠に捨てられ、殺し屋に育てられたゴン(チャン・ドンゴン)。
ある日彼は任務遂行中に誤って幼い少女を撃ち殺すという、取り返しのつかないミスを犯してしまう。何とか忘れようと酒に溺れるゴン。しかしその罪から逃れようともがけばもがくほど、葬り去ったはずの過去の哀しい記憶が蘇ってくるのだった。そんな彼に組織から新たな暗殺命令が出る。これが最後の任務と決め、一度は捨てた故郷の地、ソウルに降りたつゴン。
そこで彼を待ち受けていたのは、哀しい因縁で結ばれた最後のターゲットと、硝煙と薬莢の嵐のような壮絶な死闘だった―。

『泣く男』
【2014年/韓国映画/116分/カラー/シネスコ/5.1chサラウンド/日本語字幕:根本理恵/R15+】
■監督:イ・ジョンボム 『熱血男児』、『アジョシ』
■出演:チャン・ドンゴン 『ブラザーフッド』、『マイウェイ 12,000キロの真実』
キム・ミニ 『火車 HELPLESS』『恋愛の温度』
ブライアン・ティー『スターシップ・トゥルーパーズ2』、『ウルヴァリン:SAMURAI』
キム・ヒウォン『アジョシ』、『ミスターGO!』
■配給:CJ Entertainment Japan
(c)2014 CJ E&M Corporation, All Rights Reserved
10月18日(土)新宿バルト9、丸の内TOEIほか全国ロードショー
★公式サイト: nakuotoko.jp

メールマガジンを購読する  

ヘッドライン

スター 2019年08月05日 14:44

Wanna One出身メンバーら、解散後半年過ぎた現在の活動まとめ!

Mnet「プロデュース101」シーズン2を通じ2017年8月にデビュー、超大型新人グループとして大きな人気を博したWanna One。昨年12月に契約期間が終了し、約1年6カ月にわたる活動を惜しまれつつ終えたWanna Oneのメンバーらの解散後半年過ぎた現在の活動についてまとめてみました。

ヘッドライン 2019年08月01日 00:29

東方神起、サマーソング本日発売!

31日、東方神起のニューシングル『Hot Hot Hot』がリリースされた。

ヘッドライン 2019年07月25日 12:07

「YG宝石箱」から誕生” 新人ボーイズグループ「TREASURE 13」、デビューが事実上延期に

YGエンターテインメント(以下、YGエンタ)の新人ボーイズグループTREASURE 13のデビューが事実上延期となった。

発表・告知 2019年07月16日 14:34

《WEBサイト移行のお知らせ》NY発のKpopStarz日本語版のnewサイト「Smashing!」オープン!

NY発のKpopニュースサイトKpopStarz日本語版のnewサイト「Smashing!(スマッシング)」オープン!

ヘッドライン 2019年07月15日 01:05

SUPERNOVA ジヒョク&グァンス&ゴニル、プロダクション尾木と契約締結・・・KARA出身ハラと同じ所属に

SUPERNOVAのジヒョク、グァンス、ゴニルが、仲間由紀恵、KARA出身のハラらが所属する日本のプロダクション尾木と契約を締結したことが伝えられ、話題だ。

ヘッドライン 2019年07月14日 01:31

BIGBANG T.O.P、除隊後の心境を公開「反省しながら生きる・・・すべてのファンに深い感謝」

BIGBANGのT.O.Pが、除隊後の心境を自身のSNSで公開し、話題だ。

ヘッドライン 2019年06月22日 20:41

CNBLUE ジョン・ヨンファ、Happy Birthday!世界中のファンがお祝い、フィルムコンサートも!

6月22日は、CNBLUE ジョン・ヨンファの誕生日だ。所属事務所であるFNCエンターテイメントは、公式SNSを通じてヨンファの誕生日であることを知らせ、「ジョン・ヨンファの誕生日を祝ってください」とコメントと共に、軍服姿のヨンファの近況写真を公表した。

発表・告知 2019年05月29日 23:19

SHINeeテミン、『FILA』とコラボレーショングッズを発売

SHINeeのテミンが初の全国アリーナツアー「TAEMIN ARENA TOUR 2019 〜X™️〜」でカジュアルファッションで人気のブランド『FILA』とのコラボレーションを実現した

発表・告知 2019年05月29日 00:22

東方神起ユンホ、初ソロアルバム「True Colors」6月12日発売!

ユンホは6月12日、全6曲が収録された初のミニアルバム「True Colors」を発売して本格的なソロ活動を開始する予定だ。

ヘッドライン 2019年04月23日 01:04

FTISLANDイ・ホンギ、ファンに感謝「大きな力をもらった」

22日夜、FTISLANDのイ・ホンギが自身のインスタグラムを更新してファンに感謝を伝えた。「おかげさまで、大きな力をもらいました。ありがとうございます」

アクセスの多い記事

Real Time Analytics