【撮り下ろし＆独占インタビュー】EPIK HIGH（４）iKONなどHIP HOPを志す後輩たちへ

2014年12月24日 11:18

そして今回のアルバムの発売が12月24日、クリスマスイヴですね！クリスマスの素敵な思い出はありますか？

TABLO：思い出…たくさんあります。僕が20代の頃、クリスマスイヴにある女性とデートをしました…あはははっ。

DJ TUKUTZ＆MITHRA：（えっ！？そういう話？という表情でTABLOを見て笑い）

TABLO：いやぁ～あははっ。

◆いいですよ～そういう話も！（笑）

TABLO：パスタを一緒に食べました。お会計のとき、女性は全く財布を出す様子がないんですよね。もちろん僕が払おうって最初から決めていたんですよ。でも、女性が当然って感じでいたので、それを見て僕は思いました。頑張って稼がなきゃ！って（笑）。そして今は、クリスマスにライブをやったら、観に来てくれた方全員に僕がパスタをごちそうしてあげれるくらいになりました！

DJ TUKUTZ：僕はクリスマスが近づいてくると胸が苦しくなります。そして涙があふれてきます。

◆どうしてですか？

DJ TUKUTZ：幼い頃の自分を思い出すからです。とても貧しくて、デートどころか外出するお金もありませんでした。ホントに。あるクリスマスのとき、誰かからCDをプレゼントしてもらったんです。それが本当に嬉しくて、ありがたかった思い出があります。だから、みなさんも是非クリスマスにはCDを買って、誰かにプレゼントしてください。

MITHRA:僕のクリスマスの想い出といえば…売れているときは、12月24日にはいつも公演を行っていました。今年の24日は、なにかないのかぁと思っていたら、僕らのアルバムが出るんですよね。韓国で結果を見守っています。

TABLO：だから今回のアルバムは、ファンへのプレゼントでもあるけど、僕たちに自身へのプレゼントなんです。

◆ではアルバムについて、ここだけは伝えておきたい！というところをPRしてください。

TABLO：このアルバムの１曲目から最後の曲までスキップしないで聴いてみると、一篇の映画を観るような感じを得ると思います。ひとりの人生において、アップダウンがあったり、幸せなとき、辛いとき、その全てを感じることが出来て、そして最後にはやっぱり人生って美しいものだと感じるようなアルバムです。

◆ところでTABLOさん、YGの今後の注目アーティストでもあるiKONのメンバーを審査して決める側のメンバーでもありましたが、そういうときはどんな気持ちなんでしょうか？

TABLO：僕が自分からやりたいと言って審査員になったわけではないんですけど、ヤン会長が僕のことを、そういう人選が出来る人だと判断してくれたようで、引き受けたんです。iKON のB.IやBOBBYはHIP HOPのコたちなので、そういう意味で僕に預けてもらったようです。プロデューサーとしてのEPIK HIGHを会長が認めてくれたみたいです。

◆HIP HOPを志している後輩たちをプロデューサーとしてどのように見ていますか？

TABLO：何年か前の自分たちの姿を見ているような気がします。普通のプロデューサーや学校の先生みたいに教える側の人だと、現役ではなく以前活躍した人というイメージがあるかもしれませんが、僕たちは今まさに現役ですし、今HIP HOPの先輩として経験もあります。だから、教える側のイメージよりも、「仲間」「同僚」として一緒に仕事をするのが楽しいです。

◆では最後に、今後の日本活動の抱負とファンへのメッセージを。

TABLO：正直…めちゃくちゃ売れたいです。日本でコンサートをするとき、僕らの韓国でのライブでもそうであるように、観客の90％が今旬のモデルだったらいいですね（笑）。ファッションショーとかのステージにも立ちたいです。

◆男のファンは…？（笑）

TABLO：男のファンは、かつて僕らがそうだったように、アルバムを買って聴いてくれるだけで大丈夫です！

全員：（爆笑）

（text:Kiyori Matsumoto / photo:Akiya Uchida)

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