【独占インタビュー】ウォンシク（Apeace）入隊直前インタビュー③　2年後に会った時に、「久しぶりだね」と言わなくても、「お！」だけで、その2年間はなくなるってことを僕は知ってる。

2017年09月18日 17:03

自分自身のことをリーダータイプだと思いますか？

ウォンシク：ううん！全然！（笑）僕、昔から末っ子タイプだし、リーダーになるなんて１％も思ったことがなかった。だから最初に言った通りに、人間て、やればできるんだよー！（笑）怖いのは最初だけ。だから、自分はここまでしかできないって思う線を無くせば、なんでも出来るんじゃないのかな。

ーライブで、一番印象にのこってるライブは？

ウォンシク：12月の一番最後のライブ。僕だけセンターステージにいて、メンバーみんなが僕に歌を歌ってくれて・・・普通泣くと思うんだけど、ヨンウォンお兄さんも泣いたでしょ。でも、僕、泣かなかった。それがすごく印象に残ってる。すごく感動的だったし、悲しいとかいろいろな感情があったけど、泣かなかった。涙が出なかった。

ーどうして？

ウォンシク：昔、ヨンウォンお兄さんが帰るって決まった時、3時間ぐらい泣いたことがあったんだけど、その時から涙がなくなっちゃった。ヨンウォンお兄さんは、Apeaceが上手くいかない時に僕にカカオで「僕がお前を連れて来たのに、ここまでしかできなくて本当にごめんね」って送ってくれたことがあって、「そんなことないよ！自分が決めた道だから」って言ったんだけど、そんな思い出がいっぱいあって、泣いちゃった。お兄さんがリーダーの時、いつも「おにいちゃんが磁石のＮで、僕がS」って言ってて、「NとSは合わない。合わないからこそ、自分がキャッチできないことを、ウォンシクがキャッチできる」って言ってました。そういうことをいろいろ思って、この人が兵役に行っちゃったら、本当に大変だなって思ったんです。

ー自分が見送られるステージで泣かなかった時、どんなことを感じていましたか？

ウォンシク：僕の最後のステージで、みんなの歌を聴いてる時は、2016年1月からのことがパノラマで浮かんで、ひとりずつメッセージを言う時に、あぁこの子は最初はこんなキャラだったんだよなとか思いながら、いつもの練習室でうちらがイタズラしたり遊んでる姿が僕は見えました。ステージの上なのに、いつもの練習室の姿に見えました。だから、メンバーのことが好きすぎて、仲間すぎて、これが終わりじゃないってことをわかってるから泣かなかった。

ー家族の絆だから、今日が最後じゃない、って気持ち？

ウォンシク：そう。しばらくは会えないかもしれないけど、さよならじゃない。2年後に会った時に、「久しぶりだね」とか言わなくても、「お！」だけで、その2年間はなくなるってことを、もう僕は知ってるから。だから悲しくない。ガンバレ！ってことだと思うから。

ー現リーダー、ゴンヒくんにはどんな言葉で引き継ぎましたか？

ウォンシク：ゴニにはゴニが決めた自分の道があるから、自分の決めたポイントに向かって進んで行けばいいと思います。ゴニが自信があることやっていけばいいと思います。それがゴニの色でもあると思うし。

ー2年間Apeaceから離れる、今の気持ちは？

ウォンシク：兵役を早く終えて、活動したいなって思います。戻ってきたらもっと楽しめるんじゃないかな。戻ってきたら、もう自由だから！中学生や高校生の頃って、校則があったりして、出来ないことがたくさんあるでしょ。その中で、仲間で団結して熱く挑戦していく。軍隊でまた、中学や高校の頃感じた感情を味わいたい。なにか限界があったりする中で、ドキドキする感情や、仲間と「わぁ！これヤバくない！？」って盛り上がる感情を経験して、戻ってきたらもう自由に、僕たちはアイドルじゃなくて、アーティストになりたい。

ー最後にファンへメッセージを。

ウォンシク：今までいつも思ったことを言ってきたから、どんな言葉で伝えたら僕の本気がみんなに伝わるかすごく難しいんですが、とにかく1番は僕がケガをしないように、老けないように、帰ってきます。Apeaceは本当にカッコいい。本当にそう思う。Apeaceのメンバーがいれば、どこにいても大丈夫だと思います。そしてもっとカッコいいApeaceになれるための勉強をして、日本に帰ってきたら、みなさんと一緒に楽しく過ごしたいから、ちょっとだけ待っていてください。

（photo&text:KiyoriMatsumoto）

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