ハ・ジウォンの実弟、チョン・テス死去。『成均館スキャンダル』などに出演。

21日、女優ハ・ジウォンの実弟で、俳優として活動していたチョン・テスが死去したと報じられた。

所属事務所のヘワダルエンターテインメントによると、うつ病の治療を受けていたチョン・テスは次第に症状が回復し、芸能活動再開をめぐり具体的に話をしていたところだったという。「突然の悲報に、遺族も知人らも悲しみに暮れ、故人の死を悼んでいる」とした上で「美術などさまざまな分野において造詣が深い、純粋なアーティストだった。どうか憶測に基づく記事や、悪意ある書き込みの自制をお願いしたい」と伝えた。

チョン・テスは1984年生まれ。2007年にミュージックビデオに出演して俳優活動を始める。ハ・ジウォンの実弟ということでもデビュー当初から注目が集まっていた。

『王と私』(2007年SBS）や、『トキメキ成均館スキャンダル』(2007年KBS）に出演、注目の若手俳優の一人として期待されていたが、2011年、暴行事件を起こし、活動を自粛していた。

復帰後は『花たちの戦い－宮廷残酷史－』（JTBC）、『帝王の娘　スベクヒャン』（MBC）などに出演。2014年に出演した中国ドラマが最後の作品となった。

一方姉のハ・ジウォンは、22日にソウル松坡区（ソンパグ）ロッテシネマ・ワールドタワーで開かれる映画『マンハント』（監督ジョン・ウー）のマスコミ試写会および懇談会に参加し、24日にはメディア対象のインタビューに応じる予定だった。

 ハ・ジウォン側の関係者は「突然の急報にすべてのスケジュールを取り消すことになった。ご理解をお願いしたい」と明らかにした。

 チョン・テスの葬儀は家族や知人が参列する中、最大限静かに行われる予定だ。

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