【独占インタビュー】舞台「SANZⅡ」主演セヨン（MYNAME）②「神様は僕の進む道を必ず作ってくれるから、僕はこの道をちゃんと行きます！って祈ります」

2018年04月15日 18:13

インタビュー後編は、同時期に舞台に出演したMYNAME ジュンQへ兄としてのアドバイス、次の舞台とMYNAMEの今年の計画など、話は尽きない。

◆今回の共演者から言われたことや刺激をうけたことは？

セヨン：演出家さんに「自由に動いて」って言われて、自由に動いたんですけど、先輩たちからは、「え？なんでこうやって動いたの？」って言われることが何度もあって、「僕はこう考えて、こう動きました！」って言ったら「あ！そうなんだ。それもあるんだ」って。やっぱり日本の役者さんと韓国人の僕が、舞台の上で考えることが違うんですよね。感情の表現が違うんです。日本人では当たり前にAと思ってることが、韓国人は数字の１って思うことがあって、お互いに間違ってることじゃなくて、両方とも正解だから、Aと1のコラボもいい感じになってます。

◆ところで、セヨンさんは「死後の世界」ってあると思いますか？

セヨン：僕はあると思います。僕、実はクリスチャンなんで。

◆生きてる世界と死後の世界の間の世界はあると思いますか？

セヨン：うーん、わからないですねぇ。まだ僕、死んでないから（笑）。死んだ後に、電話しますね！

◆えーっ！（汗）日頃、神様にお願いすることってありますか？

セヨン：神様は僕の進む道を必ず作ってくれるから、祈る時はお願いじゃなくて、僕はこの道をちゃんと行きます！って祈ります。

◆今回MYNAMEでは同時期にジュンQさんも舞台に挑戦していますが（＊4/10～12「NOSTARGIC」）、どんな話をしていますか？

セヨン：ジュンQも頑張っていて、話す機会もあるんですけど、これって「The UNIT」のおかげでもあるんですよね。オーディションプログラムだったから、誰かを落とさないと自分が上には上がれないんですよ。ジュンQも最後の方まで行ったんですけど、今までジュンQはやさしい人だから、誰かと戦って勝っていくってことがなかったんです。だから「The UNIT」では、自分も本当に頑張らないとダメだ！ってジュンQも思ったんだと思います。「The UNIT」が終わってすぐに、舞台の仕事に入って、、前と変わったジュンQを見ながら、お兄さんとして嬉しいなって思います。めちゃくちゃ頑張ってるんですよ！

◆お兄さんとして、具体的になにかアドバイスをしましたか？

セヨン：１つだけ。カメラの前の演技と舞台の演技は違う点は、舞台は動いている姿全部が見えるってことなんです。カメラの前の演技は、カメラに映る部分、顔の表情とかで勝負すればいいんだけど、舞台は足の先まで全部見えてるから、舞台をやる時は「なんで自分は動くのか？」って自分にずっと聞いてみるのがいいよ、って言いました。あとは、自分の役は自分が作っていくものだから、台本に書いてない部分も想像して、って。例えば永士だったら、永士は何歳でどこに住んでいたか、どこで何をしていたのか、いつ死んだのかは台本には書いてないんです。それを自分で作らないとダメだよって話しました。

◆永士は何歳だと思いますか？

セヨン：僕と同じ、僕自身だと思って演じています。他の舞台の現場では、出演者が一緒に役の年齢を決めないとダメな場合もあるんですよ。上下関係が関係することがあるから。でも今回の舞台は自分で決めて大丈夫なので、僕が決めました。

◆この物語を通して伝えたいことは？

セヨン：たくさんあります。僕は今、自分がやっている舞台に感動しているんです。芸能界で仕事をすると、つらいことがたくさんあるじゃないですか。そこでどうやって頑張って、上までいけるかの話をちゃんと伝えていると思います。だからファンのみなさんにも、いつもなら「僕、舞台やるよ！観に来て!観に来て！」って感じだったんですけど、今回は本当に心からお薦めしたい舞台で、人生で1回は観て欲しい舞台なんです。つらいことを治してくれるというか、つらい人もちゃんと治して、幸せな人生に戻っていくよね、という話です。

◆そして、この舞台が終わるとまた次の作品、5月19～24日、新宿シアターモリエールで舞台「僕らの選択」の主演が決まっていますね。

セヨン：はい。今回の舞台が16日に終わったら、18日から次の舞台の稽古がすぐに始まります。高校生の時から11年親友の大国男児カラムと一緒にやります。日本で初めてやる韓国の舞台です。ひとりの仕事も本当に嬉しいんですけど、僕はやっぱりMYNAMEの仕事が大事だと思ってるから、今年は4人でアルバムを絶対出したいと思ってます。4人の音楽は、5人とはまた違うものを見せれると思うから。僕、「The UNIT」が終わってから、全部が新しいんですよね！(笑)日本人27人の中で韓国人僕ひとりの舞台ですよ！こんな新しいこと、今までやったことないですよ！ファンミ、アルバム、今年1年は勉強だし経験だし、新しい1年を作りたいです！

（text:Kiyori Matsumoto）