【撮り下ろし&独占インタビュー】CODE-V個別インタビュー ナロ・前編「もうちょっと時間が経って、あぁ懐かしいなってふうになった時に、解散なんて言わなきゃ良かったなって気持ちがでてくるのかもしれないです」
2018年12月14日 02:11
KpopStarzはCODE-Vのデビューからインタビューをしてきた。解散というグループにとって大きな決断をしたメンバーに、それぞれの思いを聞くために、CODE-Vとしての最後の個別インタビューを10月30日行った。
◆解散を発表してから、結構長い時間が経っていますが、その間に気持ちの変化はありましたか?後悔はありませんか?
ナロ:発表してから5ヶ月以上時間は経ってますが、あぁ言わなきゃよかった、とかは思ってないです。解散についていろんなことを考えるには、もっと時間が必要なんじゃないかなって思います。もしかするともうちょっと時間が経って、あぁ懐かしいなってふうになった時に、解散なんて言わなきゃ良かったなって気持ちがでてくるのかもしれないです。
◆今はどんな気持ちで過ごしていますか?
ナロ:今はただ、最後の最後まで集中して、CODE-Vとしてのいい姿を思いきり見せたいなと思いますし、それ以降の、メンバーそれぞれの行き先に向かって、なにをすればいいんだろうって考えています。
◆それぞれがCODE-V解散後のことを考えつつも、今は残された時間に全力で集中する、という感じですね。
ナロ:はい、そうです。後のことも考えていますけど、今はCODE-Vとしてのゴールが見えていますから、それが一番大事なんで、CODE-V中心です。
◆解散というのはものすごく重い決断だと思うのですが、いつごろメンバー間で解散という言葉が出たんですか?その言葉が出てから、メンバーの気持ちはどのような流れで解散に向かって行ったんですか?
ナロ:メンバーの中で解散という言葉が出てから、メンバー、スタッフで話し合って、今後自分自身がどのような音楽性を追求していきたいか、ひとりの人間としてどのような人生を送っていきたいかいろいろ考えてみた結果、解散という結果に至りました。
◆活動を続けていたら、イヤなこと苦しいこともたくさんありますよね。
ナロ:そうです。全てが順調だったわけではなく、苦しいこともありました。でもファンにはそういう面を見せたくなくて、裏ではいろいろなことがあっても頑張ってきました。
◆デビュー時からのCODE-Vのコアなスタッフが、抜けて行ったことも大きいのかなと思いましたが。
ナロ:スタッフ、そしてウシクの脱退もあるし、、、ひとりずつ離れていってしまう。今のスタッフもCODE-Vのことをしっかり支えてくださってるんですけど、日本に初めて来てから、日本の活動の最初から一緒にやってきた家族だから、なんて言ったらいいのかな、自分のもの、みたいな感覚で、それがダメになると自分もダメになっちゃう、みたいな感覚。でもそれは、しょうがないことだろうし。だから、永遠っていうものは、実はないんじゃないかって思って。
◆もちろん解散を決めるまでには、1つの理由だけじゃなく、いろいろあると思います。それにしても、解散の発表が、早かったですね。解散するまで長い時間が残ってるうちに発表しましたよね。
ナロ:それは、結構僕、解散が決定してからずっと考えてたんですけど、早めにファンに伝えた方が、まだまだ観れない人がいっぱいいるし、CODE-Vのファンって全国いろんなところにいて、遠い場所のかたも観に来てくれるんですよね。もし、解散1ヶ月前に、急に解散しますって言われたら、あと2回しかイベントがないとかだったら、そういうのはマナーじゃないなって思ったんですよ。早めに伝えることで、できるだけ全国を回って、「ありがとうございました」って言いたくて。全国を回れるわけではないんですけど、遠くに住んでる方も、なるべく観に来れるようにしていきたいなと思いました。たしかに「解散を発表してから長すぎて、それって良くないんじゃないの?」って言う人もいましたが、僕たちなりに考えて、このタイミングで発表させてもらいました。
◆もう一度ちゃんとメンバーで会いに行って、直接「ありがとう」を伝えてから終わりたいって気持ちなんですよね?
ナロ:そうです。解散を半年前に発表したというのは、そういう僕らの思いが込められてるんです。
◆メンバーそれぞれが曲作りをするようになり、それぞれ個性や特徴があると思いますが、ナロさんが考える、自分の作る曲の自分らしさとは?
ナロ:今っていろんなジャンルが混ざってる時代だから、ジャンルとしては言えないですね。ただ、僕は「聴きやすい曲」を作りたいんです。相手に伝わりやすい曲。込められてるメッセージがちゃんと伝わる曲を作りたい。それがヒップホップだったりR&BだったりROCKだったり、ジャンルに関係なく、聴いて気持ちいい曲を作りたいなと思ってます。自分だけが満足して、これいいな!って思っていてもしょうがないなって。大勢の方に聴いてもらって受け入れられるような音楽を作りたいと思っています。
◆ということは、曲が出来たら周りの人に聴いてもらって、感想を求めるタイプ?
ナロ:はい、僕はすごい聞きます!曲聴いてくださいって周りに言いますね。それによって曲を変えたりもします。聴いた人がどう思うかを大事にしています。
◆今までの「CODE-Vの好きな曲ベスト3」を教えてください。
ナロ:1位は「君といた夏」。あとはなんだろう・・・(長い時間考える)曲が多すぎて、いい曲がめちゃくちゃ多くて!
◆その中で1位はパッとでるくらいダントツなんですね。
ナロ:はい。完璧なんですよ!バランス的に!!斬新ですし、聴きやすいし、歌詞もすごく良くて!僕が兵役から戻ってきてからのシングルだったんですけど、聴いた瞬間、入隊する前の思い出とかも浮かんできてすごい共感できるし、切なくて美しい曲なんです。
◆入隊する前に、2年後除隊したら再びグループに戻れるって思っていましたか?
ナロ:僕は思ってました!不安はなかったです。ソル、テフン、ウシクがしっかり守ってくれたから。だから、帰っても居場所ないだろうな…なんて思ったことは全くないです!
◆多くのグループが兵役後の不安は漠然と抱えていると思います。
ナロ:CODE-Vはそれはなかったです。メンバー全員そう思ってるはずです。(⇒もっと読む)
(photo&text:Kiyori Matsumoto)
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