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2014年03月01日 07:34

アンネの日記はなぜ破られたのか?犯人捜しの妄想より早い解決を

東京都内の公立図書館で「アンネの日記」やホロコーストに関する300冊以上の書籍が何ものかによってページが破られるなどの被害にあった。

未だ犯人は見つかっていない中、一体、犯人は誰なのか?何のために?犯人探しを、海外メディア、イスラエル大使館、とうとう日本の政治家たちまでが、何の根拠もないまま妄想で語りだした。

「瞬間日本人の感性ではない、日本人の仕業ではない」と最初にある議員が言い出し、その後、数名の政治家が自分の妄想の話を語りだした。またある議員は「(アンネの日記)への破壊行為は、ホロコーストの記憶に対する攻撃だ」と述べ、そして韓国某テレビ局は「日本はヒトラーに追随する勢力が少なくない、日本の右翼化はどこまでいくのか」と強い意見も述べた。2月20日ハフィントンポストが報じたことによると、イスラエル大使館は「犯人は臆病者だ」と言及した。

想像というよりも、ドラマのシナリオのように語りだした人もいた「犯人は執着心が強く、知的レベルが高く、貧困にあえぐ若い女性研究者じゃないか?結婚はおろか恋愛を楽しみ時間もない、アンネに嫉妬し、逆恨みをした女性ではないか?」と飛松五男氏はあくまで憶測であると付け加えたうえで、日刊ゲンダイの取材の中で語った。

イスラエル大使館は、被害にあった図書館の自治体に対し、新たな「アンネの日記」300冊を贈呈するという。イスラエルのレヴィ公使は「平和な日本でこのような事件が起きたことに衝撃をうけた」としてイスラエル国内でもショックを受けている国民がいることをハフィントンポストジャパンのインターネットサイトは公使が語ったと報じていた。

最近、日本は右翼化が加速しているのでは?と海外メディアから注目されている中でのこの事件は、日本にとっては好ましい事件ではない。日本に対しての国際世論の風当たりが厳しくなっている時だけに、日本のイメージや国際社会に与えるメッセージは重大である。小説ような妄想を語っている場合ではない。一刻も早く犯人を捜しだし、事件の解決を望むばかりだ。

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