【会見レポ】FTISLANDイ・ホンギが来日会見、『フェニックス~約束の歌~』で待望の初主演&スクリーンデビュー!
2013年05月18日 06:30
6月7日から公開されるFTISLANDのヴォーカル、イ・ホンギ初主演の映画『フェニックス~約束の歌~』の会見が15日に都内で行われた。
この日の俳優イ・ホンギは、濃い目のブルーのスーツで登場し、「こんにちは、イ・ホンギです」と少し恥ずかしそうに自己紹介をした。
MCに「日本には何度も来日していますが、映画、しかも俳優としての来日は初めてですよね」と聞かれると、「そうですね」と、緊張した様子で答え、MCが「どんなお気持ちですか?」と続けると、「楽しいです」と照れ笑いをしながら答えた。
MC:イ・ホンギさん、映画初主演おめでとうございます。
イ・ホンギ:ありがとうございます(記者からもお祝いの拍手を受け、笑顔を見せた)
MC:今までドラマなどにも出演していましたが、映画初主演作で『フェニックス~約束の歌~』と言う作品を選んだ一番の理由は何ですか?
イ・ホンギ:まず、この映画の台本を初めて読んだときに、「ホスピス」の存在を知りました。そして非常に興味を持ちましたが、はたして上手く演じることができるのかどうか、心配もたくさんありましたので、悩みもしました。でも、この作品をたくさんの方に観ていただき、たくさんのことを感じていただけると思いました。結果はどうであれ、僕の人生にとって意味のある作品だと思いましたので、出演を決めました。
MC:(作品を観ていると)涙も多いのですが、笑えて温かい気持ちになれる映画でした。
イ・ホンギ:ありがとうございます。
MC:さらに今回は日本語でのエンディング曲「オレンジ色の空」が、とても素敵な曲ですが、イ・ホンギさんが作詞・作曲をされた曲ですよね。
イ・ホンギ:はい、そうです。
MC:どんな気持ちで作りましたか?
イ・ホンギ:実はこの曲は、作ってから少し時間が経っています。作った時にはアルバムに入れる予定で、作って冬くらいに発表しようということでした。なので、今回の「オレンジ色の空」の歌詞ではなく、違う内容でしたが、「せっかくなので、僕の曲を使ったらどうですか。この作品に会う曲です」と提案をして決まりました。なので、歌詞もこの作品のテーマに合わせて書き換えました。
<記者からの質疑応答>
記者A:今回の映画出演から受けた影響は何ですか?
イ・ホンギ:この映画に出演することによって、公開しない人生を生きようと思うようになりました。そして、僕が心から願っているものは何かということも考えるようになりました。そして、はたして今自分がしている仕事は好きでしているのか、自分は好きな仕事ができているのか、と振りかえるきっかけになりました。それと同時に家族の大切さも知ることになりましたし、僕の周りにいる人達の大切さにも気づくようになりました。
記者B:オフィシャル・インタビューでは、普段のホンギさんは映画で演じたチュンインと同じようにテンションが高いとお話していましたが、最近起きたハイテンションなエピソードはありますか?
イ・ホンギ:最近テンションが上がることがありました。少し前に、メンバーと一緒にパーティーをして、そのあと5人でクラブに行き、思い切り夢中になって遊んだことです。そして最近また曲を書いているのですが、曲作りのためのいろいろな機材を購入し、その機材一つ一つの音を聴くのがとても楽しいですね。完璧になるまで練習をしなければならないのですが、まだ完璧ではないので、まだ練習を続けています。その時もテンションは上がります。最近家を買って、家族と暮らし始めたこともあります。そして、難しいゲームでレベルアップできたときには、本当にテンションが上がりました。
MC:そういうお話を聞くと、イ・ホンギさんは休む暇がないですよね?
イ・ホンギ:あぁ、そうですね。作曲もしているし、痩せるために久しぶりにジムにも通い始めたので。痩せましたよね?あとは、作曲用の部屋があって、その部屋にはパソコンが3台あります。その部屋では作曲・ピアノや英語の練習もしていますが、練習をしながらゲームをしたり、友達から連絡があれば遊んだり、音楽の話などしたり、そんな生活をしています。楽しいです。本当に楽しいです。でも、最近ツアーの準備も始まったので、頭が痛いですが。
記者C:もし今、イ・ホンギさんが余命数か月と言われたら、何をしたいですか?そして、もしご家族の誰かが余命数カ月と言われたら、何をしてあげたいですか?
イ・ホンギ:もし僕が余命数カ月と言われて最期の日が決まっていたら、ホスピスには行かないと思います。今まで本当にしたくても時間がなくてできなかったことをすると思います。死ぬまでに絶対にしようと思っていたことをしてから最期を迎えたいなと思います。そして、もし僕の両親がそのような状況になったら、両親には治療を受けたいか聞いて両親の望み通りのことをしてあげたいと思います。この作品に出演して思ったことですが、やはりそのような状況になった場合には、自分の想いを強要してはいけないと思います。本人の意思を尊重することが大切だと思います。また、治療は可能性によって治療するかどうか決まっていくと思います。もし、本当に可能性がないということがわかった時には、本人がしたいことをさせてあげたいと思います。そして(自分が余命数カ月と言われた時)、もし自分自身に過ちがあると気付いた時には、その過ちを反省する時間を持って最期を迎えたいですね。
MC:ホンギさんは、時間がなくてしたくてもできないこと、とは何ですか?
イ・ホンギ:世界一周ですね。あと、死ぬ前に絶対にしたいと思うことがありますよね。たとえば、買いたいなと思ったものをたくさん買ったりしたいです。ただ、遺すべきものはしっかりと遺したいです。あと、僕は食べることが大好きなので、食べたかったもの、世界中の有名なものを食べたりしたいです。
記者D:歌手と俳優、どちらが楽しいですか?この作品で共演した方とのエピソードはありますか?
イ・ホンギ:僕は子供のころから演技をしたいと思っていました。『美男ですね』のドラマが終わるくらいまでは演技をしたい気持ちが70%くらいで、歌を歌いたい気持ちは30%くらいでした。そのあと演技をする機会がなかったのですが、ずっと演技をしたいと思っていました。でも、音楽活動がメインになり、音楽に対する欲が大きくなって、最近では歌が70%、音楽は30%の割合になっていました。僕自身の目標は、50対50になればいいなと思っていて、いまその目標に近づくために努力をしています。
共演者の方とのエピソードは、マ・ドンソク先輩は本当に面白い方で、毎日が楽しかったです。マ・ドンソク先輩と僕は現場で食事の時間になると、その匂いで何が出るのか当てる、ということをしていました。イム・ウォニ先輩は集中力が素晴らしく、現場では役に集中していたのですが、本当は面白い方です。クランク・インの前にみなさんと会食会をしたときには、先輩が多く僕はなかなか先輩方に近づけなかったのですが、ウォニ先輩は僕が気楽にできるように声を掛けてくれました。自分を近所のお兄さんと思って気楽にしてくれた方がいいよ、と言ってくださいました。その場を和ませて気楽にできるようにしてくださいました。
記者E:今回の役がトップアイドルという役でバンド演奏のシーンもあり、ホンギさんと重なる部分もありましたが、役作りで大変だと思ったことはありますか?また、他のFTISLANDのメンバーは今回の映画出演に関して何かお話をされましたか?
イ・ホンギ:ん~。他のメンバーは何も言ってくれませんでした。興味なかったみたいです(笑)。このチュンイという役は僕と似ているところがたくさんあります。彼は劇中ではホスピスで起きた出来事を通して大人になっていきます。でも、実際の僕は実際のホスピスに行ったことがなくて、監督にホスピスに行ってみたいとお願いしたのですが、監督は他の役者さん達が入って経験をして演技をしてくれるから、君はそれを感じて演技をしてくれればいい、と言われました。僕はそんなことができるのだろうか、と思いましたが、できました。どのように演技をしていけばいいか悩みましたが、その都度監督と相談しながら役作りをしていきました。監督からは、他の役者さんの演技を見て、聞いて、感じたままを自然に演じればいいと言われ、そのように演じました。この作品を通して本当にたくさんのことを感じることができました。
MC:最後にこの映画を観に来られるかたにメッセージをお願いします。
イ・ホンギ:今回僕が初めて主演を務めた映画の作品が公開されます。この『フェニックス~約束の歌~』は本当に良い作品です。心あたたまる作品で、自分の人生についても振り返るきっかけになる作品だと思います。作品のところどころに笑えるシーンもありますので、たくさんの方に観ていただいてヒーリング(癒し)の効果も味わっていただきたいと思います。是非期待してください。それから、6月15日からは、FTISLANDのアリーナツアーも始まりますので、こちらも楽しみにしていてください。また、それ以外でも日本でたくさんのことがあります。ミンファンくんとスンヒョンくんのミュージカルもあります、8月にはSUMMER SONICにも出演するので、そちらも期待をしていてください。ありがとうございました。
今回の俳優イ・ホンギとしての会見はでは、緊張した面持ちではあったが、ところどころでリラックスし笑顔も見せた。一方、銀幕デビューを飾ることとなったこの作品への強い想いはひしひしと感じることができた。
映画『フェニックス~約束の歌~』は、重く感じられる「人生とは」というテーマを扱っていながらも、心温まるストーリーで、FTISLANDのファンだけではなく、幅広い年齢層、多くの人々に感動を与える作品となっている。
関連写真:FTISLAND イ・ホンギ、初主演映画『フェニックス~約束の歌~』公開で来日記者会見【写真52枚】
関連写真:FTISLANDイ・ホンギの空港ファッション 映画『フェニックス~約束の歌~』のプロモ終え日本から帰国【写真7枚】
■ ストーリー
トップアイドルとして日々を気ままに過ごすチュンイ(イ・ホンギ)は、些細なことで暴力事件をおこし、社会奉仕活動として末期癌患者のホスピスに行かされる。そこで出会ったのは一癖も二癖もある人間ばかり。社会奉仕にもおざなりなチュンイの監視役で口うるさいアンナ(ペク・ジニ)、腕の刺青をちらつかせては煙草をねだるムソン(マ・ドンソク)、病院を抜け出して酒場に行くボンシク(イム・ウォニ)に、なんでもかんでも激写する女の子ハウン(チョン・ミンソ)。病人とは思えないその振る舞いにあきれるチュンイだが、奉仕活動を早く終わらせるため彼らのバンド“フェニックス”の面倒をみることに。腕前は素人なのに文句の多いメンバーにチュンイは苛立つが、彼らの本当の思いを知った時、チュンイの中で何かが変わっていく。
作品名:フェニックス~約束の歌~
公開:6月7日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズ他全国ロードショー
配給:東宝東和
公式HP:https://phoenix-band.jp/
(文・写真:Melissa K.)
© 2013 KpopStarz. All rights reserved. Do not reproduce without permission.
関連記事
最新のスライド写真
ヘッドライン
スター 2019年08月05日 14:44
Wanna One出身メンバーら、解散後半年過ぎた現在の活動まとめ!
Mnet「プロデュース101」シーズン2を通じ2017年8月にデビュー、超大型新人グループとして大きな人気を博したWanna One。昨年12月に契約期間が終了し、約1年6カ月にわたる活動を惜しまれつつ終えたWanna Oneのメンバーらの解散後半年過ぎた現在の活動についてまとめてみました。
ヘッドライン 2019年07月25日 12:07
「YG宝石箱」から誕生” 新人ボーイズグループ「TREASURE 13」、デビューが事実上延期に
YGエンターテインメント(以下、YGエンタ)の新人ボーイズグループTREASURE 13のデビューが事実上延期となった。
発表・告知 2019年07月16日 14:34
《WEBサイト移行のお知らせ》NY発のKpopStarz日本語版のnewサイト「Smashing!」オープン!
NY発のKpopニュースサイトKpopStarz日本語版のnewサイト「Smashing!(スマッシング)」オープン!
ヘッドライン 2019年07月15日 01:05
SUPERNOVA ジヒョク&グァンス&ゴニル、プロダクション尾木と契約締結・・・KARA出身ハラと同じ所属に
SUPERNOVAのジヒョク、グァンス、ゴニルが、仲間由紀恵、KARA出身のハラらが所属する日本のプロダクション尾木と契約を締結したことが伝えられ、話題だ。
ヘッドライン 2019年07月14日 01:31
BIGBANG T.O.P、除隊後の心境を公開「反省しながら生きる・・・すべてのファンに深い感謝」
BIGBANGのT.O.Pが、除隊後の心境を自身のSNSで公開し、話題だ。
ヘッドライン 2019年06月22日 20:41
CNBLUE ジョン・ヨンファ、Happy Birthday!世界中のファンがお祝い、フィルムコンサートも!
6月22日は、CNBLUE ジョン・ヨンファの誕生日だ。所属事務所であるFNCエンターテイメントは、公式SNSを通じてヨンファの誕生日であることを知らせ、「ジョン・ヨンファの誕生日を祝ってください」とコメントと共に、軍服姿のヨンファの近況写真を公表した。
発表・告知 2019年05月29日 23:19
SHINeeテミン、『FILA』とコラボレーショングッズを発売
SHINeeのテミンが初の全国アリーナツアー「TAEMIN ARENA TOUR 2019 〜X™️〜」でカジュアルファッションで人気のブランド『FILA』とのコラボレーションを実現した
発表・告知 2019年05月29日 00:22
東方神起ユンホ、初ソロアルバム「True Colors」6月12日発売!
ユンホは6月12日、全6曲が収録された初のミニアルバム「True Colors」を発売して本格的なソロ活動を開始する予定だ。
ヘッドライン 2019年04月23日 01:04
FTISLANDイ・ホンギ、ファンに感謝「大きな力をもらった」
22日夜、FTISLANDのイ・ホンギが自身のインスタグラムを更新してファンに感謝を伝えた。「おかげさまで、大きな力をもらいました。ありがとうございます」